TOEIC®のPARTTの写真の部では、日本人を惑わす注意点が2つあります。
1)日本語のいわゆる(主語が何かの変換を被っていることを意味する)主語変換動詞は、現在進行形は、写真で表せる動作が終わった直後の静止状態を表します。これらの動詞の現在進行形は、英語で動作が行われつつあることを意味します。例えば「太っている」≠fattening「落ちていている」≠falling「入っている」≠entering「渡っている」≠crossing「止まっている」≠「stopping」など。これらの「ている」動詞は、動作が終わった状態を言うことが多いからです。「彼らは道路を渡っている」というのは、多くの場合、彼らは道路を割って向こうの歩道まで到着しているという意味ですが、英語の「They are crossing the road」は彼らは道路の真ん中で向こう側に向かって歩いているという状態を表します。これらの動詞は、不正解の選択肢に使われることが多いです。
2)静止写真から、被写体が動いていることが解釈できる動作がたくさんあります。食べ物がいっぱい乗っているレストランのテーブルで座ってナイフとフォークを持っていて、口を開いている人間が写真に写っていれば、「they are eating」と解釈できるでしょう。同様に迎えあって、ジェスチャーしていれば「they are speaking」と解釈でいる場合はあります。しかし、客観性がないからか、解釈を求めるような正解が少ないと思います。しかし、英語でも現在進行形「ing」でも、静止状態を表す動詞があります。これらの多くは私の造語「姿勢動詞」(posture verbs?)なぜなら、主語の身体がどのような姿勢になっているかを表します。例えばstanding立っている, sitting座っている, bending over屈んでいる, leaning over, leaning on寄りかかっている, slouching行儀悪く立っている, riding乗っている。これらの英語の動詞は、「現在進行形」なのに、静止状態を表す。
その理由は、境界線の動詞を見て分かるような気がします。例えば、これらの動詞は必ずしも現在進行形で使わなければならないというわけではありません。standもstandingも何か立っている状態を表せます。
1)A clock stands in the hall.
2)A clock is standing in the hall.
3)A man stands in the hall.
4)A man in standing in the hall.
無生物の場合、あまり差はありませんが、standがstandingより多く使われているようで、適切だと思います。一方では、男となると、(4)standingが適切だと思います。そこで、もしかしたら、これらの姿勢動詞は静止状態でも現在進行形になっているのは、主語が人間でありましたら、意思を継続して使わないとその状態で保たれません。つまり継続的に行われているのは意志と考えられるかもしれません。そのように考えると、thinking, feeling, hurtingと同じように、状態動詞ではなく、精神的な活動動詞の分類に入っていると考えられますが、例外的に「sleeping」は意志も必要ありません。いずれにせよ、姿勢動詞はTOEIC®のPART Tの正解選択肢に使われることが多いです。
「仕事を働く」とは日本語で言えるようですが、Googleでは「仕事をする」という言い方の方が10倍ぐらい多く使用されています。また、英語でも"I work a job"という言い方はインターネットで使われていますが、"I do a job」という文言が「I work a job」より10倍ぐらい多く使用されています。「I do a job」を薦めします。「I work a part time job」は「私は機械を操作しているように、アルバイトを操っています」という風に聞こえます。例えば"I needed money desperately, so I worked that part time job like there was no tomorrow, stealing office stationery, and even money from the till." (お金欲しさから、事務用品もレジのお金も盗んで、あのアルバイトのを利用してしまいました。」また、イギリスの犯罪者の隠語では、jobはbank job(銀行強盗)などの犯罪行為そのものを意味します。そこで、"He is doing a job right now, tunneling under a bank."(彼は、銀行の下にトンネルを彫って、今も"仕事"(悪)を働いている”というのも文法的に問題ありません。
しかし、イギリス人の私にとっては、「(私は)バイトをする」は「I do a part time job」と言ったほうがよいように思います。
学生の作文でのよくある間違いの一つとして、句読点の前後にあるスペースの打ち方のルールが問題になります。
基本規則は
1)句読点の前にはスペースを打ちませんが、句読点の後にスペースを打ちます。95%の場合、句読点の後にスペースというルーツを応用すればよいです。
しかし例外は少なくとも2つあります。(他に思いついたら紹介します。)
2)囲む句読点の開き、例えば「(」・「"」・「[」は逆に、前にスペースがあって、後にありません。
3)句読点が連続する場合は、句読点の間にはスペースがありません。
例
I am typing at my fast, white computer (a pentium machine), but I would
rather be reading (or writing) a book.
「,」(二つ)や最後の「)」は、基本規則に従って、前にスペースがなく、後にスペースがある。しかし、「(」はその逆です。そして、「),」というところでは、通常なら最初の「)」の後にスペースが来るはずですが、次に「,」が続きますので、「)」の後にはスペースを打ちません。