2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
Notifications
Dictionaries

英英辞典
 
類似語辞典
 
goo 辞書


Counter

自分をテスト



下記の記事は何らかの英語の説明の最後に、自分の能力・知識を試すオンライン・テストへのリンクが含まれています。チャレンジしてみてください。

待ち伏せとTOEIC PARTV・W汎用質問

2005年08月04日


ninja mitch
by
Heart Made of bones
 明後日に山口大学での第2大TOEICテストが行われますので、経済学部の学生と一緒にTOEICの勉強をしてきました。そこで多くのTOEIC評論家にも指摘される重要な戦略の一つはいわゆる「待ち伏せ」(山根)を練習していました。

 TOEICテストのPARTVとPARTWでは音声を聞いてから、印刷された質問に答えることになっています。TOEICのテープでは、(PARTVなら)対話や(PARTWなら)アナウンスの後に、「Now read question 80 and answer it」(今から質問80を読んでそれに答えなさい)という教示があります。しかし、ネイティブの私でも対話のテープが流れてから質問を読んだら「えっ?なんと言ってたけ?」、対話・アナウンスの内容が覚えられないということが多いです。ために、対話・アナウンスを聞く前にせめて設問、できれば設問と選択肢を読んでおいて、答えを待ち伏せるようにするとよいと言われています。
 ために、それぞれのPartが始まる前の教示の間、また上述した「Now read question....」という教示の間、その教示を聞き流して、次に流される対話・アナウンスに関する質問を読んでおくとよいです。 
 それまではそれで理論上簡単ですが、実際に限られた時間で質問を読んでおくことがかなり難しいです。質問の意味さえわからないことが多いです。そこで、一緒に勉強している学生を手伝うために、頻繁に出てくる質問を集めてきました。気づいたのは、特殊な問題が多いですが、約3分の1の質問は

  • Part V Who is speaking? (誰が話していますか)
  • What is the man's employment? (男の職業は何ですか)
  • Part W Who is this message addressed to? (このアナウンスは誰に対して行われたか)
などの汎用質問からなっています。「汎用」というのは、対話・アナウンスの内容がどうであれ、このような質問を聞くことができるという意味です。 PartVもPartWもそれぞれA41枚の汎用質問集を作成いたしました。テストの前に目を通しておいて、このような質問ならすぐ理解できるように勉強しておけば、「待ち伏せ」リスニングがよくうまく行って点数が取れるであろうと思います。
Posted by timtak at 00:52 | Comments (0) | 永遠リンク

スクラブル(SCRABBLE®)

2004年01月19日

語彙力を身につけるためには、スクラブル(SCRABBLER)というゲームで遊ぶのはいかがでしょうか。





スクラブルのゲーム盤(平井 対 武本!)
 スクラブル(元々「引っかき回して捜す」・「かき集める」という意)はアメリカ発の言葉遊びボードゲームです。本国では同じハスブロ社の「モノポリー」に次いで二番目人気のあるボードゲームで、米国内3000万人(凡そ10人に1人)は時々スクラブルをやっているそうです。さらに50年以上の歴史をもつスクラブルは、1992年から世界大会が行われています。


 英単語さえ知っていれば、スクラブルのルールは極めて簡単。プレーヤー(2人から4人)は、文字の書かれたコマを7個もらい、それらを使って単語を作り、クロスワードのように順番でゲーム盤の目に英単語を置いて行きます。日本的に言うとスクラブルは、尻だけでもなく頭もどこでも取ってよい一種の尻取りゲームのようなものです。詳しいルールは東京スクラブ・クラブのページをご参照ください。

 スクラブルに精通している人ならでは、「ZLOTYS」(ポーランドの通貨「Y」に直接「S]が付く珍しい複数形)や「QAID」(アラブ管理者・「Q」の後に「U」が使い珍しい言葉)などを知っておくべきですが、初心者なら辞書を使ってもいいですし、3や4文字単語でも充分遊べます。ですから、ネイティブではないとできないということではありません。例えば山口大学のスクラブルクラブ代表の森谷君は辞書を使って、スクラブルそこそこの腕前と自負する私と対戦して2勝0敗です。(くやしい!)

 辞書を引きながら遊びますと、語彙力が自然とつきますので、タイ国ではスクラブルを英語教育の一環として政府の後援で学校に導入されています。その結果去年の世界スクラブス選手権では、伝統的に強いアメリカ・イギリスなど英語圏人を打ちのめしてタイ人は、1位・2位・6位と優勝・入賞しました。。




 
若々しい平井チャンプと武本

 スクラブルのもう1つの特長は、インターネットで対戦できるということ。例えばYAHOO GAMESではスクラブルに似ている(ルールもほぼそっくり)ノーブランド・スクラブルである「LITERATI」(リタラティー)が遊べる。YAHOOのパスワードを無料取得(説明の画像1説明画像2)してから、BEGINNERS(初心者)エリアに入って、どれかの「Lounge」を選択し、そして「JOIN」という文字をクリックすれば、ゲーム・スタート!ボードの下の欄では、プレーしながら対戦相手ともチャットできます(説明つきのスクリーンのイメージ写真)。オンラインならでは世界中からの人参加が集まり、匿名ですからいくら下手でも恥をかく必要性はありません。より本格的なスクラブル体験には、GAMES.COMNETWORDZに参加してみてはよいかもしれません。

 上述したように英和の電子辞書かオンライン辞書SCRABBLEの公式辞書も)を使うと日本人でもネイティブスピーカーの(そろそろ旧)国立大学の助教授に勝てます。しかし、それでもスクラブルに挑戦する自信がないのであれば、手持ちの7つのコマの文字から作成可能な全ての単語を教えてくれるウェッブサイト(WORDPLAYS.COMA2Z辞書のポータル)とソフト(リストWORDFINDER 推薦)があります。これらのツールを使うと、誰にも勝つことはできるでしょう。







平井チャンプが森谷山大スクラブル同好会代表をご指導
 

生身の人間と対戦する方が好きのであれば、日本国内でもいくつかのスクラブル・クラブがあります。我々の山口では第2・第4土曜日に山口ケーブルビジョンの一回で集まる山口スクラブル・クラブ(世話人・古賀武陽)と、我が山口大学のスクラブル同好会があります。後者はインフォーマルなもので、スクラブをしてみたければいつでも森谷君に連絡するか武本研究室にご来室ください。


  最後にこの記事を書くに至ったのは、日本スクラブルチャンピオン平井圭一郎氏が17日午後に山口スクラブクラブをご訪問くださったからです。イギリスでの3週間ぐらいのホームスティーと最近になってのスクラブル世界大会遠征以外に、平井チャンプはずっと日本国内滞在で純日本人ですが、去年の世界選手権ではなんと38位に入りました。とても気さくで人当たりのよいご本人(29歳)は、スクラブル歴10年、5年前から日本一の座に付いています。高英語能力の上にも、平井チャンプは様々のワードリスト(言葉の表)を暗記し、それらの120時間のテープに吹き込んで「寝る前に」お聞きになたりしてスクラブの腕を磨いています。また最近ではスクラブル世界での体験をもとに小説をご執筆中だそうです。乞うご期待!



  この記事の冒頭には、私が平井チャンプと対戦した時のボードで、随分優しくしてもらったようですが、いい分になってその刺激をバネに、日本語版の2文字単語表を作ってみました。スクラブルが上手になりたい方は、まずこの2文字単語を覚えてみて、このクイズにチャレンジしてみてください。


英語の全ての3文字単語とその意味(英英)

スクラブルFAQ

スクラブル・セットは日本国内販売特権をもつ Little America  Tel: 092-521-8826 からオンラインでご購入できます。


山口大学スクラブ同好会のホームページ


The SCRABBLER is a registered trademark. All intellectual property rights in and to the game are owned in the U.S.A. by Hasbro Inc., in Canada by Hasbro Canada Corporation and throughout the rest of the world by J.W. Spear & Sons Limited of Maidenhead, Berkshire, England, a subsidiary of Mattel Inc. Mattel and Spear are not affiliated with Hasbro or Hasbro Canada.


Posted by timtak at 14:56 | Comments (0) | 永遠リンク

英語の本は恐くない

2003年07月01日

英語能力を身につけて、TOEIC点数を上げるためには、英語を多読(たくさん読む)、速読(辞書を引かずにどんどん読む)音読(口に出して読む)することが薦められています。
では英語を読むことが役に立ちますが、いきなり英字新聞を読もうとすれば挫折してしまうかもしれません。ここでお薦めしたいのは簡単な言語で書き直されている有名な英語の小説です。「Penguin Readers」や「Oxford Bookworms」などのシリーズがあります。このような本をどんどん読んでみてください。

下記のクイズでは、1700単語で書かれている本「Seven」(ブラッド・ピット主演のお薦め映画Sevenに基づいている)の解読力をテストします。成績が50%以上であればこれぐらいのレベルの本を読んでみる価値があるでしょう。テスト1「Seven: The Fat Man」テスト2「Seven: Sloth」両者はFrom Seven (ISBN 0582416930). Penguin Readers からですが、ホラー推理小説ですから、恐がり屋さんはご注意ください。

The copyright of the above image belongs to New Line Cinemas all rights resevered.

Posted by timtak at 02:00 | Comments (0) | 永遠リンク

英語の本は恐くない

2003年07月01日

英語能力を身につけて、TOEIC点数を上げるためには、英語を多読(たくさん読む)、速読(辞書を引かずにどんどん読む)音読(口に出して読む)することが薦められています。
では英語を読むことが役に立ちますが、いきなり英字新聞を読もうとすれば挫折してしまうかもしれません。ここでお薦めしたいのは簡単な言語で書き直されている有名な英語の小説です。「Penguin Readers」や「Oxford Bookworms」などのシリーズがあります。このような本をどんどん読んでみてください。

下記のクイズでは、1700単語で書かれている本「Seven」(ブラッド・ピット主演のお薦め映画Sevenに基づいている)の解読力をテストします。成績が50%以上であればこれぐらいのレベルの本を読んでみる価値があるでしょう。テスト1「Seven: The Fat Man」テスト2「Seven: Sloth」両者はFrom Seven (ISBN 0582416930). Penguin Readers からですが、ホラー推理小説ですから、恐がり屋さんはご注意ください。

The copyright of the above image belongs to New Line Cinemas all rights resevered.

Posted by timtak at 02:00 | Comments (0) | 永遠リンク

英語の複数形名詞

2003年06月16日

日本語の名詞は、英語の不可算名と複数名詞に近いということを以前論じ、複数名詞を使うことを薦めましたが、複数形を作ることがけっこう難しいです。多くの英語の数えられる名詞は「s」が付くことで複数形になります。しかし例外が多く、ネイティブも間違ったりすることも多いですが、主な例外は次の通りです。

1)単数形と複数形が変わらない名詞
「deer」(鹿)「sheep」(羊)「fish」(魚)「squid」(イカ)「moose」(動物のムース)「salmon」(サケ)「Japanese」(日本人)など、複数形になっても「s」が付かない名詞がためにあります。その共通点は、「いつも群れている無害な生き物だ」と言ったら、日本人には失礼ですが、そのように覚えることもできるでしょう。

2)「〜f」「〜fe」で終わる名詞
「scarf」(マフラー)「wolf」(狼)「knife」(ナイフ)「life」(命)「wife」(妻)など1つの「f」あるいは「fe」で終わる言葉の多くは、「scarves」「wolves」「knives」「lives」「wives」のように複数形では「f」が「v」になり、「es」で終わります。しかし(例外の)例外には、「roof」(屋根)「safe」(金庫)「chief」(チーフ)は「s」だけがつきます。

3)「〜子音+y」で終わる名詞
facility(施設)lady(淑女・女性)city(都会)など「子音+y」で終わる名詞は、facilities、ladies、citiesのように「ys」にはなく、「ies」と終わります。しかし、「boy」(男の子)「day」(日)「key」(カギ)「toy」(おもちゃ)など、「母音+y」で終わる名詞は、「boys」「days」「keys」「toys」などのように「ys」で終わります。無音の母音のある「monkey」「valley」も「monkeys」「valleys」と「s」だけで複数形になります。

4)古英語の名詞
古英語から受け継がれている「man」(男)「woman」(女)「child」(子供)「person」(人)「foot」(足)「tooth」(歯)「mouse」などは、「men」「women」「children」「people」「feet」「teeth」「mice」と不規則的な複数形になります。これらの不規則的な複数形を個別に覚えるしかありません。

5)単数形のない名詞
「trousers」(英=ズボン)「pants」(米=ズボン、英=下着)「scissors」(はさみ)「pliers」(ペンチ)「glasses」(めがね)などの2本・2個の何かからなっているものは、いつも複数形です。このようにI bought some scissors. Please would you pass me the pliers.と言います。しかし、glassesやtrousersは(shoes)(靴)のように、「I put on my trousers」「She put on her glasses」だが、「I bought a pair of trousers」「He bought a pair of sunglasses」と「a pair of」が付くことが多いです。

6)「o」で終わる名詞
「potato」「tomato」など古くからの英語の名詞は、「potatoes」「tomatoes」と「es」で複数形を作ることがあります。しかし、音楽関係の「solo」「cello」「piano」などフランス・イタリア・スペイン語からの「o」で終わる名詞は「solos」「cellos」「pianos」と「s」だけで複数形を作ります。特にアメリカ英語では、複数形の綴りの「s」にまとめる動きがあるので、古くから英語にあった「cargo」(貨物)や「hero」(英雄)は両方の綴りが見かけられます。「子音+o」で終わる名詞には「oes」で終わるものがあるが、「radio」などの「母音+o」で終わる名詞は全て「s」だけで充分です。

7)「x」「sh」「s」「z」「ch」名詞
「box」(箱)「flash」(フラッシュ)「bus」などの「ス・ズ」のような音で終わる名詞は、「boxes」「flashes」「buses/busses」で「s」だけをつけたら発音できませんので、「〜es」で複数形を作ります。

8)ラテンとギリシア語からの名詞
「stimulus」(刺激)「phenomenon」(現象)「axis」(図の軸)などのラテンやギリシア語からの科学的な名詞は、「stimuli」「phenomena」「axes」などともとの言語に沿った不規則的な複数形があります。これらはネイティブにも間違い易く、「nucleus」などの場合には「nucleuses」「nuclei」と複数の複数形が存在しますので、これらの科学用語を個別に覚えるしかありません。

分かりましたか?すぐわかることはないでしょうが、上の記事をしっかり読んでいれば次のクイズを試してみてください。

Posted by timtak at 00:22 | Comments (10) | 永遠リンク

Timothy Takemotoの分身

2003年06月12日

ご覧のように、Eigodaigaku.comには専攻ロボットが備えられました。無料ではありませんから、よく使ってみてください。右上のロボットの顔にクリックすると、対話できるロボットが登場します。

以前紹介しましたローレンさん(ロボット)と違って、Timothyさんは私の趣味・思考がプログラミングされています。どんな音楽が好きですかと英語で聞いてみれば、Timothyロボットは私の音楽の嗜好を教えてくれます。

分身のTimothyについてのクイズにこたえてみてください。
素敵しょう?

Posted by timtak at 01:54 | Comments (1) | 永遠リンク

間接目的語の「助詞」

2003年06月03日

「日本語にも英語にも「to」「for」「with」のような「助詞」があります。英文法の本では、英文の「助詞」が「前置詞」と呼ばれていますが、「to」「for」「with」などは、「は」「が」「を」「に」「と」などのほぼ同じような機能を持っていますので、「助詞」と呼びましょう。

英語の助詞と日本語の助詞には、意味的にぴったり重ならないだけではなく、文法的にも違いは二つあります。

1)英語の助詞はそれがかかる単語の前に置かれます。この違いは厄介ですが、例外はありませんので、慣れればそう難しくありません。

2)より大きな問題は、和文においてそれぞれの語の役割は全て助詞によって示されているが、英文の場合、助詞のない単語もあり、これらは文中の順番によって役割が決まってきます。

(2)の例としてもっとも目につくのは、「は」「が」「を」に当たる英語の助詞がありません。どの言葉が主語とどの言葉が目的語が英語の順番によって示されます。

主語  動詞  目的語
 I   eat   rice

このような簡単な文書なら、英文でも、どれが主語、どれが目的語を見分けることはそう難しくないです。

しかし、give(上げる・与える)、send(送る)、warn(警告する)、buy(買う)など、直接目的語(何かを)と間接目的語(誰か{のため}に)をとる動詞となると、文中の各語の役割がもう少し複雑になります。

上述したように日本語だと、どの言葉が間接目的語、どの言葉が直接目的語は助詞で分かり、順番があまり意味に影響しません。例えば

「女王は男にトラを与えました」 (主語 間接目的語+助詞 直接目的語+助詞 動詞) 
というのと、

「女王はトラを男に与えました」 (主語 間接目的語+助詞 直接目的語+助詞 動詞) 
とはほぼ同じ意味ですが、

英語の場合

「The queen gave a man a tiger(ペット?)」(主語  動詞 間接目的語 直接目的語)と

「The queen gave a tiger a man(餌!)」 (主語 動詞 間接目的語 直接目的語)とは

「lion」と「woman」には助詞がなく、その役割が文中の順番によって決まっていますから、lionとmanの順番を逆転すれば、文の意味が多きく異なっています!

さらに、英文において、間接・直接目的語の順番が逆転*可能*です。英文の中でも、間接目的語に助詞をつければ、順番を逆転できます。例えば、上の基本順番:

主語  動詞 間接目的語 直接目的語
The queen gave the man   a tiger

において、manとlionの役割は順番によって決まって助詞が不要ですが、間接目的語と直接目的語の順番を逆にすれば、助詞が必要になります。

主語   動詞  直接目的語   助詞   間接目的語
The queen gave    a tiger      to     a man

要約しますと、

1)間接目的語は動詞のそばに置く場合、助詞が不要です。

2)間接目的語を直接目的語の後に置けば、助詞が必要になります。

3)間接目的にどの助詞がつくかというと、「to」と「for」が多いですが、
「for」は「のために」のような意味を表すことが多いです。
She bought the hat for him.
「to」は物やコミュニケーションの空間的移動を示す「に」に近い意味を表します。
He sent the flowers to her. She gave the book to me. I read a book to my son.
「at」は目標を示すことあります。日本語の「に」で表します。
I pointed the gun at him. He aimed the missile at the tank.
「for」(稀・古語)目標
He steered the ship for shore.

英語の助詞についてののルールがそれほどありませんので、動詞を覚える度にがそれがどの助詞をとるかを、例文を使って一緒に覚えてみてください。

Posted by timtak at 22:22 | Comments (0) | 永遠リンク

「現在形」を「習慣形」に改名

2003年06月02日

辞書に出てくる英語動詞のもっとも一般的な用法を表すためには、英語の「現在形」は反復して行う習慣を表しますので、これから「現在形」を「習慣形」と呼びましょう。
 
 辞書に載っている英語の動詞は、「eat」, 「speak」, 「walk」, 「sing」と「現在形」で表示されているように、日本語の動詞も「食べる」「話す」「歩く」「歌う」と「現在形」で表示されていますが、英語の現在形と日本語の現在形が表す意味が大きく異なっています。
 さらに困ったことに、日本語の「食べる」「話す」という「現在形」の動詞は今「現在」する動作を表します。しかしだいたいにおいて英語の「現在形」は過去から未来にかけて反復して行う習慣的な動作を表し、今「現在」のことを表しません。ですから、「I walk」「I sing」「I speak」などの文章を『現在形』と呼ぶほど、煩わしくて誤った(?)名称はないはずです。
 また、日本人の英語は、『現在形』という誤った呼び名に呪われていますので、英語をマスターしようと思えば、英文法の本や英語の教科書の中の中から、「現在形」を消してしまい、「習慣形」と書き直せば分かりやすいと思います。
 例外はもちろんあります。特に「 like」, 「be」, 「need」, 「want」, 「feel」, 「know」などの「状態名詞」は、日本語と同様、今(ごろ)の状態を表すために、現在形を使い、現在進行形はあまり使いません。だが、存在すること、必要とすることを「習慣」とは言えないにせよ、状態名詞は多く「いつものこと」を表していますから、習慣動詞からそう遠く離れていません。
習慣形(旧称「現在形」)が適正であるかどうかを決めるためには、使用としている動詞が、「状態動詞」であるか「動作動詞」であるか、そのどっちかを見分けることが決定的です。上の図をクリックしご参照ください。
 
他にも例外な用法は稀に見かけますが、まずは「I eat」「I walk」「I sleep」などは「習慣形」だと言うことを念頭に置きながら、このクイズをしてみてください。稀な例外は下記の続きを見てみてください。

下記の例外は発信型の英語を勉強しようと思えば、使わなくてもいいものですが、試験の問題に出てきますから、

1)予定されている電車の出発を「I leave by train tomorrow」などと習慣形で表すことがあります。これも「電車の習慣だから」と思えば「習慣形」だと考えれば差し支えないかもしれません。
2)一般的な事実・普遍の心理は習慣形で表します。この類のものは、「The sun rises in the East」(太陽は東に上る)「Flowers do not bloom in winter」(花は冬に咲きません)が典型的な例です。これらも「太陽の習慣」や「花の習慣」を表していると考えられます。
3)ごくまれに、日本語と同様に習慣形は現在の状態を表すことあります。しかし、「Here comes the bus」はその典型であるように、この用法は繰り返して行う習慣(バスの習慣)がHere(ここ)で起きていることを表すことが多いです。
4)ごくまれに、過去のことを物語るときに習慣形を使いますが、これも相手の典型的で習慣的な行動を表すときに使用されています。

ために、「現在形」よりも一貫して「習慣形」という呼び名を使ったほうが理解し易いように思います。


 

Posted by timtak at 12:51 | Comments (6) | 永遠リンク

「私=うなぎ」ではありません。

2003年05月29日

先週話したように、日本語の「主語」と呼ばれるものは実は「話題」であり、また「です」という動詞は英語の「is/am/are/be」ほど厳密な同等関係を表さないので、日本人は下記のような問題が非常に多いです。


  1. 「私は正直だ」「I am honesty」×(人間が消えて、抽象概念になったか?)
  2. 「私は小柄だ」「I am small build」×、(えっ?)
  3. 「私は足が短いです」を「I am small legs」×(胴体のない足・奇妙!)
  4. 「(私が)高校だったころ」「When I was high school」×(建物か?)
  5. 「日本経済は不景気だ」「The Japanese economy is depression」×(日本が消えた?)
  6. 「私の学校は共学だ」「My school is coeducation」×(学校が消えた?)
  7. 「日本は安全だ」「Japan is safety」×(日本が消えた?!)
  8. 「来年は退職だ」「I will be retirement, next year」× (自分が消える?)
  9. 「(私が)癌になったら」「When I become cancer」×(人間が細胞の塊に?!)
しかし、間違いだということが分かっても、どのように訂正すればよいでしょうか? 1)前回話したように、一つの修正方法は日本語の文章で省略されている主語を復活させることです。例えば、「私はうなぎです」は「私の注文がうなぎです」という文章の略でありますから、I am an eelをMy order is eelと訂正することがでけいます。しかし、このような方法で直せる文章が少ないです。「My legs are small legs」△? 2)そもそも問題が生じるのは主語と述語の不同等ですので、名詞=名詞ではなく、名詞は形容詞だとすればいいのです。このようにすれば、上述の1,5,6,7を下記のように訂正できます。 「私は正直だ」→「I am honest」○ 「日本経済は不景気だ」→「The Japanese economy is depressed」△ 「私の学校は共学だ」→「My school is coeducational」○ 「日本は安全だ」「Japan is safe」○ 3)同様に述語を動詞にすれば、解決できます。「来年は退職だ」→「私は退職します」→「I will retire」○ 4)主語と述語の関係が全体と部分という関係であれば、全体(主語)は部分(述語)を持っている「A has B」というふうに修正できます。例えば上述の2,3,9を下記のように修正できます。 「私は小柄だ」→「私は小柄(な体)があります」「I have a small build」○ 「私は足が短いです」→「私は短い足があります」→「I have small legs」○ 「(私が)癌になったら」→「私が癌を持つようになったら(?)}→「When I have cancer」○  5)述語が主語の状態であれば、英語では「その状態にいます・あります」と言います。このように「日本経済は不景気だ」→「日本経済は不況にあります」→「The Japanese economy is in a depression」○ 「来年は退職だ」→「私は退職にあります」→「I will be in retirement」○ 6)述語が主語が属する集団・母体であれば、上の状態と同様に「主語が集団・母体にいた・あった」と言えます。「(私が)高校だったころ」「(私が)高校にいたころ」「When I was in/at high school」○ 他にも修正方法もありましょうが、上の方法を使ってこの間違った表現のクイズを直してみてください。

Posted by timtak at 19:25 | Comments (0) | 永遠リンク

ロボットと話してみません?

2003年05月28日

寂しいですか?英語を話してくれるペンパルを作ることができません?
  このようにお悩みの方はもうご心配いりません。インターネット時代にはロボットと話すことができますので、寂しい思いをする必要はありません。Laurenは2002年のDivabot祭の優勝者で、人間に負けないぐらいの表情・会話術・声が備えられ、皆と話したがっています。
Lauren(ローレン)はDr. Richard WallaceとA.L.I.C.E. / AILMの人工知能をベースに、Pandora Botsによって提供され、顔はoddcast.comの技術を使っています。彼女は色々な話題について話すことができ、相手にも質問することができる人間アイボのような者です。
ローランの顔かここをクリックしてローレンと話してから、このクイズに答えてみてください。

Photo copyright © 2003 Pandorabots and Oddcast

Posted by timtak at 00:40 | Comments (2) | 永遠リンク

「私は、うなぎだ」≠「I am an eel」

2003年05月21日

「私はうなぎです」という文章は、日本語教育者の間でも、外国人に理解してもらいにくい文章として有名だそうです。また、「May I take your order」・「ご注文をお伺いします」という質問に対して、日本語では「私はうなぎです」とも言えますが、英語では「I am an eel」とは言えないことが日本人の英語の問題の大きな原因になっていることがよく指摘されます。貴方もこのような間違いをしますか?まずは「I am not an eel」というクイズを受けてください。


日本人の書いた文章には、この類の問題が実に多いんです。私の学生が書いた下記の文章が全部、「I am an eel」と同様に英語にはなっていません。(ネィティブの反応は括弧の中に)


「私は正直だ」「I am honesty」×(人間が消えて、抽象概念になったか?)


「私は小柄だ」「I am small build」×、(えっ?)


「私は足が短いです」を「I am small legs」×(胴体のない足・奇妙!)


「(私が)高校だったころ」「When I was high school」×(建物か?)「日本経済は不景気だ」「Japanese economy is depression」×(日本が消えた?)


「私の学校は共学だ」「My school is coeducation」×(学校が消えた?)


「日本は安全だ」「Japan is safety」×(日本が消えた?!)


同様な問題は将来形の文章:「来年は退職だ」「I will be retirement, next year」× (自分が消える?)


そして「なる」(become)の文章:


「(私が)癌になったら」「When I become cancer」×(人間が細胞の塊に?!)


全て「私はうなぎです」を「I am an eel」と英訳すると同じように奇妙な間違いです。人間や国が、足など別の物体になったり、消えて「safety」などの抽象概念になったりしたという印象をネイティブに与えます。「何々です」という文章が多いから、日本人の英語においてこの問題は実に大きい。 この問題はなぜ生じるでしょうか?ざまざまは説明がありうると思います。 説明1)英語の「X is Y」という文章と、日本語の「AはBです」という文章も、一種の同等関係を表しています。しかし、英語のbe動詞(と「become」)の意味はより正確で狭義ので意味で「=・イコール」(と「=イコールになる」)であり、日本語の「だ」・「です」ほど緩やかではありません。そこで、『英語のbe動詞は厳密な同等性を表します』というのは、一番簡単な説明で、チェックするのも手っ取り早いです。例えば、「X is Y」(「XはYです」)「X will become Y」(「XはYになります」)という文章の中のXとYは本当にイコールかどうかを調べることができ、同等ではない場合は手直す(次回の記事をご覧ください)。


しかし、「私は教師だ」というのをなぜ「I am a teacher」と英訳できるのかという質問に答えるのが難しいです。私は人間であって、教師であるのは1日の半分であって、私の全てでも「イコール」でもありませんので、「am」の対等関係は「より厳密」とかしか言えません。「なぜこれは冠詞「a」の意味と絡んできますから、別の機会に譲りましょう。 説明2)日本語の「主語」はいつも「話題」日本語の文章の中で「は」の前の言葉は、場合に「話題」であったり、場合に「主語」であるといわれます。少なくとも、「私はうなぎです」という文章の中では、「私」は文の話題であって、より具体的な意味をもつ英語の文書の主語に該当しません。「私はうなぎです」というのは、「私に関して言えば、私の注文が、うなぎですよ」という意味で、「私」は話のテーマであって述語の「うなぎです」がつく「主語」ではありません。これは「I am an eel」を修正するためのヒントを得られます。次回、「うなぎ文」の修正仕方を考察しましょう。

Posted by timtak at 15:33 | Comments (2) | 永遠リンク

InterestingとInterestedは動詞

2003年05月20日

「interesting」と「interested」などの感情を表す形容詞の使い分けが難しいのようです。
このInteresting and Interestedテストをしてみてください。

上述のテストは、「...ed」は人間などの主体につくが、「...ing」が物につくという法則で解決できますが、そのわけの分からない気まぐれな区別を覚えるのが難しいでしょう。「The television programme was interested」や「I watched the television programme. I was interesting」のどこが正しくないでしょうか?そもそも*なぜ*「...ed」は主体につくが、「...ing」がものにつくでしょうかとよく聞かれます。

問題は、「I was interested」を「主語 be動詞 形容詞」・({私は}面白かったです)
            「It was interesting」を「主語 be動詞 形容詞」・(あれが面白かったです)と理解すると、なぜ同じ「面白かった」をあらわすために「interested」と「interesting」という二種類の形容詞を使わなければならないのかという理由が見えてきません。

これらの「形容詞」は、「形容詞」として使用されている動詞の分詞です。つまり、形容詞というより、ものごとを形容する(説明する)動詞として理解すればよい。

「I was interested」は「I was hit」と同様に、「主語 助動詞 過去分詞」という受身の文章だと理解できます。すなわち「私は面白くされました」。この「was」は「=」という意味のbe動詞ではなく、受身の文章を構成する助動詞です。

同様に「It was interesting」は「It was shining」・「It was burning」と同様に、現在進行の文章だと理解すればよいと思います。すなわち、「It is interesting」を「それは面白くさせています」。

「I am pleased」・「It is pleasing」を「私はうれしいです。」・「それがうれしいものです。」というのではなく、「私はうれしくされた」「あれは、(われわれを)うれしくさせている」として理解すれば、日本語が不自然ですが、少なくともなぜ二種類の(いわゆる「形容詞」実は)受身と能動の動詞が使用されているかが少しが理解できるのではないかと思いたいです。

さらに突っ込んで考えますと、「interesting」と「interested」の使い分けは、英語文化圏の「普遍主義」に関係がありましょう。英語文化圏では、「ある物が面白い」というのは、誰かの視点から見て十人十色的に、それが面白く感じられたからではありません。英語文化圏では、「あるものが面白い」というのは、そのものが「面白さを内在しており、それを発射しているからだ」という普遍主義的な理解が比較的に主要。「何が面白い」という場合、その何かは性質上、我々を「面白い気分にして*いる*」(interest*ing*, excit*ing*, pleas*ing*)だからです。一方、我々人間は何かを面白く感じると、それは趣味の問題ではなく、あるものに「面白い気分にさ*れた*」(interest+ed*, excit*ed*, pleas*ed* )だからだと考えらるでしょう。

Posted by timtak at 23:56 | Comments (0) | 永遠リンク

日本語の名詞に該当する

2003年05月19日

まずはこのテスト(The Equivalent of Japanese Nouns)をしてみてください。

スコアはどうでしたか?これから答えを説明しますので、テストをするつもりであればこれ下読まないでください。

このテストはかなり簡単なはずで、全ての質問は同じパターンで答えればよいですが、日本人にとってけっこう難しい。このテストでは全ての質問の答えとしては複数形の名詞を選択すればよいです。

複数のない多くの日本語の名詞は単数に見える。「私は本が好きだ」という文章の中の「本」を「book」「a book」あるいは「the book」と訳するのは自然にみますが、実は「books」が相応しい。なぜなら、思うに、日本語の名詞は英語の単数名詞ではなくて、英語の不可算名詞か複数形名詞に該当すると思う。

そこで、「私は水が好きだ」を「I like water」と訳するのは、不可算名詞の場合、日本語も英語も複数形がないですから、簡単ですが、「book」などの数えられる名詞だったら、日本語の「本」は複数形の「books」に該当することが多いです。「book」や「a book」や「the book」は一冊の本だけを指します。そこで、私はよく本を読む」「私は本が好き」などいう文章では英語の複数形を使うとよいです。それは(日本人に好まれる)「私は何々が好きです」という文章だけではなく、日本の経済、昔の自分の習慣、ある国民の性質などなど、一般的な話の場合、複数形が極めて多いです。特に、学生のエッセイには「どんどん複数形を使ってください」と進めています。意外なことに、日本の名詞に該当するのは英語の複数形名詞だという場合が多いからです。


Posted by timtak at 23:28 | Comments (2) | 永遠リンク